サーフ

KUBO/クボ 二本の弦の秘密のサーフのレビュー・感想・評価

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)
3.5
これ本当にストップモーションアニメか?と思うほどキャラクターの躍動感、映像の美しさは素晴らしい。ストップモーションアニメという事を忘れて登場人物たちがこの世界の中で息づいているという事を感じさせてくれる作品だった。

日本が舞台となっている作品だが、洋画でありがちな「変な日本観」は感じない。世界観は徹底されている印象。
三味線を爪弾けば折り紙たちが動きだす…。和の要素とファンタジーの要素が上手い具合に溶け合ってる。

ストーリー自体は分かりやすく、少年クボが3つの武具を探し求める中で自分のルーツを探し求めるというもの。
「3つのアイテムを探す」っていう要素ハリー・ポッターの最後の方っぽいなと思っていたらこの映画のラスボス、ヴォルデモート演じてたレイフ・ファインズで、より「ハリー・ポッター」感が強くなった。

エンディング曲が「While My Guitar Gently Weeps」だったのはセンスしか感じない。悲しき過去を持つクボが優しく泣くように三味線を爪弾く。その姿と重ね合わせる様に流れる「While My Guitar Gently Weeps」。
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