現代人はイエスだとかブッダなんていう創造&想像上の存在になんてすがらなくなってしまったのだろうか。
ガラケーだった中・高校生時代に、チェーンメールというのが流行りました。
友達から送られてきたメールを5人(時にはもっと多い人数)の大切だと思う人にコピペして送ることで、恋や願い事が叶うというジンクスがあるもの、あるいは時間以内に指定された人数に転送できなければ呪われてしまうというものでした。
メールアドレスやSNSを通じて回ってくるものなのだから、根元は必ず人であるだろうに、神様から制裁を受けたような感覚でそういったジンクスメールをみんな鵜呑みにしていたのでした。
原題「le tout nouveau testament」は直訳すれば"新"新約聖書、"正"新約聖書といったところでしょうか。
現代人にとってはSNSアカウントやメールアドレス、それらから送られてくるメールやメッセージが、この錯綜した世界でスマートで生きるための"聖書"であり"神様メール"なのであろう。
ユーモアとブラックジョークと、空想と現実の入り混じる小さな世界の大切な決まりごとが面白いです。
悪趣味なおかん最強！
