takanoひねもすのたり

選ばれし者のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

選ばれし者(2015年製作の映画)
1.8
キャメロン青年の姪アンジーが悪魔リリスに呪われてしまう。呪いから救うには6日の間に肉親6人生贄にしなければならない…という悪魔憑きホラー。

キャメロン君の家が複雑。
元アル中の母、ニート居候叔父、元ジャンキーの姉(別居)、介護が必要な祖父母と、グレる暇無く育った性格の良い19歳の若者。
姪っ子を可愛がっているのは一目瞭然。

そろそろ身内が尽きる→そうだ!妊娠した彼女の腹の子を犠牲にしよう!→実は彼の子供ではありませんでした!
この下りに思わず噴いた。
彼の考え自体がもう最低だけど、生贄も日数もギリの深刻ムードの中、彼女のビッチ振り発覚。
「最低!」互い言い合い始め。
どっちも最低だっての 笑

謎のシスターが最後まで謎。
彼に子供を救うために「犠牲を捧げろ」と詰め寄るだけ。
それはキャメロンも観てるこっちも承知だ。

悪魔リリスのCGは貞子這いつくばりスタイルに地獄の業火のエフェクトで低予算ながら頑張ってた。
いまひとつ怖くないのが惜しい。
あと黒目黒ゲロ…この表現多いなあ。

姪っ子ちゃんが可愛く、家族再生の要素もあり、ハッピーエンド、尺が短いので暇潰し向けかな。