大輔

ダンケルクの大輔のレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
3.8
さすがノーランさん。今までみた戦争映画の中でも個人的には上位です。
個人ではなくて作戦全体に焦点を当てるとどうしても記録映像のようになりがち、かといって個人に焦点をあてるとお涙頂戴のヒューマンドラマになってしまう。
空、民間船、脱出兵とそれぞれストーリーを平行して、ダンケルク沖合でそれぞれ影響しあって、作戦が成功するという展開は個人的にはまるのでとてもよかった。

ほぼ終始BGMが途切れることがなかったのが素晴らしい。
映像はそれほどでも、音のせいでシーンが変わっても緊張が切れない。
戦争の生き詰まる感覚に巻き込まれているようで、ちょっと苦しいくらい。
それゆえに締め方は静かでとても良いです。
大輔

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