名もなき誰かの物語。
IMAXで視聴した。もしこれから観るのであれば是非IMAXで体感した方がいいと思う。レンタルで2度目の鑑賞もしたけれど、やはり映画館でこそ観るべき映画でした。
音の迫力と映像の鮮やかさで、果てしないリアリテイと緊張感を味わうことになるし、汗もかいたけれど、これだけのものを味わえると思うと、映画館へ行く価値は十二分にある。
ノーラン作品らしく、巧みな時間の使い方で、複数の視点が一つに執着するとき、大きなカタルシスがきちんと用意されている。
戦争映画にしては絵的なグロテスクさはない。大衆に向けられた開かれた映画。その分、人の心の弱さを突きつけられ、生きることを強く訴えかけられる。絵よりも心にくる重さがある。
衝撃は強いが、その方が得るものも多い気がする。とてもおすすめ。