このレビューはネタバレを含みます
この監督のここ何作かの傾向からは外した映画だと思った。
戦争の陸海空にそれぞれ時間軸を設けた撤退劇。
スクリーン上の画と銃撃の音には心臓に悪いほど効いちゃいましたが、全体的には核心に突き刺さるようなモノが無かったです。
上映前から期待しまくりで、最前列で観ただけに…。
主人公がいないに等しいのと、やっぱ戦争は汚れてないと。
みんなキレイキレイだし、お紅茶とおジャムパンがと〜っても美味しそうw
印象的な部分もいくつか。
・秒針の早まったような音が止む所。意味ありげで斬新なやり口、大好き。もうちょっと自分が感情移入できてさえいれば！
・射撃訓練の的にされる場面。「ディアハンター」のロシアンルーレットばりに死とすり合わせの緊迫感。恐怖で脳が逃避してまうわ。頭皮から。
・空のウィニングラン的なシーン。美しくカッコ良く、そしてもの哀しい。「紅の豚」を彷彿した。
観るならまちがいなくIMAXで。
