このレビューはネタバレを含みます
2018.1.23@新文芸坐
《体感!極限状態を生き残れ》
リアリズムを志向して戦争の脅威を描いておきながら最後の最後に全てを英雄譚に還元してしまう新聞記事からノーランの限界が看取される。結局この映画は戦争のイデオロギーに回収されている。全てはノーランのロマン主義の中にある。ラストカットがこの批判に対して十分な反論足り得るかと言えばそうではないでしょう。
それからIMAX版を見たわけではないので推測に過ぎないけれど上下がトリミングされた通常版の方が構図的に良さそうな気がしましたが両方見た人はどう思いました?