以前鑑賞済みでレビューもしていたんだけど 『ウィンストン・チャーチル』を観たことで もう一度観てみました。
以前観た時には 淡々としすぎていてあまりストーリーに入り込めなかったけれど 今回再鑑賞してみると その淡々としたところがかえって戦争というものを見せてくれていると感じました。
「私たちが息子を 若者を戦地に送ってしまったんだ」
私にも息子がいるけれど 自分が息子同様の若い人を戦地に送り込む立場だとしたら…と考えただけで泣けてくる。戦争を肯定する訳ではないけれど やはり侵略してくる無法者がいれば国や家族を守るために間違いなく徹底抗戦の道を選ぶのだろうと思う。でも自分は安全圏にいて自分より若い人だけを犠牲にするなんてことはできない。
この作品はそういう思いを抱えた国 軍 一般市民が一体になる様子が 余計な脚色なしに淡々と描かれていて ドキュメンタリーを見ているかのようにド直球のメッセージが伝わってきました。