あきしげ

バレンタインナイトメアのあきしげのレビュー・感想・評価

バレンタインナイトメア(2015年製作の映画)
1.5
IVORY DICEのフリーホラーゲーム。
今野恭成監督により実写映画化する。

小さな高校で放送員をしていた佐山祐子。
彼女はクラスメイトからいじめを受ける。
バレンタインの時、それがピークを迎え、

「1年後にまた会いましょう」

あまりにも不気味な言葉を残した祐子は、
放送している最中に焼身自殺してしまい、
クラスメイトたちは1年怯える事になる。

卒業が迫る彼らは旅行を企画し、
とある廃校へみんなで出かける。
だが、祐子の言葉に怯えていた。
そこへ佐藤美奈子が転校をする。

祐子の自殺の原因を探る美奈子。
彼女は特殊な能力を持っていて、
触れたモノから過去を透視でき、
誰がやったのか探っていきます。

ここから物語が急転直下していく。

80分にも満たない上映時間。
全体的に駆け足の印象であり、
かなり説明などを省いている。

その為、出来事が唐突に感じられる。
そもそも祐子は一体何者か分からず、
そもそも起きる状況の把握ができず、
その為、唐突な出来事と感じられる。

『フランケンシュタインの怪物』を例に持ち出すが、
これも伏線が非常に弱いせいで唐突すぎると感じた。

誰が本当の怪物か。
それをやりたかったのでしょう。
残念ながら逆効果。

不気味な主人公で通せばいいのに、
途中から他が不気味になっていく。
そうなると主人公の良さが消える。
結局、主人公は何をしたかったか。
まったく伝わってこなかったです。
というよりいらなかった気がする。
それほど物語に必然性がなかった。

RE-200
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