とてもリアリティーのあるキャラクターの行動や心情が描かれた作品。
西宮さんが将也のことを割とすんなり受け入れていたところが腑に落ちなかったけど、実例を知ってるし、原作があるとのことなので端折られている可能性も考えて深く考えないことにした。
された側は一生それを覚えていると言ったもので、将也がやったことは許されないかもしれない。(島田のそれとは違っていたとしても)
でも将也が同じ立場になって初めて自分がどれほど酷いことをしていたかに気づき、
過去は変えられないからこれからを変えようとする姿は応援したくなる。
人は誰でも知らず知らずに他人を傷つけているもので、正義を振り翳して将也を批判したクラスメイトも然り。
それに劇中の小学校の先生のように、障害があるからと言って気付かぬうちにハンデをつけたり、前兆があるにもかかわらず大事になってから怒るような人こそが、こういったイジメを作る要因のひとつでもあるのかもしれないと思わされた。
松岡茉優さんの声がちょっと違和感があってそれだけが残念だった。