satooo

映画 聲の形のsatoooのネタバレレビュー・内容・結末

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

聲の形。耳の聴こえないことばの喋れない女の子と、ひとりのとある少年のお話。
転校生の女の子に、耳が聴こえないのをネタに少し過度な"イタズラ"をする主人公の少年とクラスの仲間たち。クラスのみんなでしていたことを主人公の少年ひとりに擦りつけ、それから"イタズラ"の標的は少年へと変わる。そんな小学生の頃の経験のせいで「人の顔も聲も何もかも、見ることも聞くこともできない」少年になってしまう。小学生当時、女の子が手話で伝えようとしていた何かを少年は気持ち悪がっていたが、少年は高校生になり彼女に謝りたいが為に手話を覚え彼女を探し出す。あのとき何を伝えたかったかー今更わかった答えを胸に、少年はあのとき彼女が伝えたかったことばを、手話にのせ彼女に伝える。
表情。ことば。聴く耳。。
何もかも大事で、何かが欠けてしまえば伝わるものも伝わらない。
きちんと相手の顔を見て、表情を見て、聲を聴けば、世界はこんなにも変わるんだ。
被害妄想の激しい自分自身にも少し重ねてしまう部分があり、ココロを傷めながらも涙し、ぷぷっと笑ってしまうシーンもあり。トータルで素敵な映画だったなと思えた。
satooo

satooo