Jホラーの様な趣きがあるなぁと思えばラストはザ アメリカンホラー!
過去と決別するためアメリカからイギリスにやって来たグレタは、老夫婦と暮らす8歳の少年のベビーシッターを引き受けることに。しかし、その少年ブラームスは、人間サイズの人形だった。ブラームスを溺愛する老夫婦は、世話する際の「10のルール」を徹底して守るようグレタに言いつけ、旅行へと出かける。やがてグレタがルールを破ったことをきっかけに、人形に奇妙な現象が起こりはじめる。
人形が勝手に動くと言うと、チャッキーやアナベルを想像しますが、このブラームスは静かで魂が宿っていて、大切にすれば害がない。どちらかと言えば日本人形の怪談のような存在。
アメリカのホラーにしては珍しいタイプだなぁと思いながら観ていたらラストの展開は超アメリカンでやっぱこれだよな!と言った終わり方。
ブラームス人形の不穏感をカメラワークで見事に再現していてアトラクション的ではないけど所々でビクビクさせられました。
ブラームスの両親で雇い主の夫婦がこんなにブラームスを大切にしているのに置いて出かけるなんて辻褄合わないなぁ。と思ってましたがその後の展開や手紙の内容からとんでもない夫婦だなとなり、最悪の展開。
さらに最悪なのは元カレの影。不穏に不穏を重ねて更に不穏を掛け合わせてくるスタイルは、グレタの立場だったら泣きながらギブアップしたくなる程。
公開から4年後に続編が出ているのですがあの終わり方からどう続くのか、とても気になる。。