ジョンマルコビッチ総統

ウィッチのジョンマルコビッチ総統のレビュー・感想・評価

ウィッチ(2015年製作の映画)
3.3
入植直後のアメリカ、ニューイングランドの寂しい冬枯れの森を舞台に、終始鬱々とした映像が続く。
村から外れた敬虔な人々が、過酷な冬に向かう自然の中で少しずつおかしくなり、崩壊するまでを描くホラー。どこまでが現実なのか、どこまでがファンタジーなのかの描き方も不明瞭で気味の悪さが残る。
セーラムの魔女裁判の背景なんかも考えさせられる。

中世ヨーロッパの面影を残した入植者家族や北アメリカの乾いた風景など空気感がとても良い。

見返せば色々な伏線がありそうな作りに思えたが、まあ、別にそこまでしなくてもいいかなくらいの作品。