停滞

ぼくは明日、昨日のきみとデートするの停滞のレビュー・感想・評価

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4年前に原作を読んだのが懐かしい。その時はボロボロ泣いた。そして今回は小松菜奈選手の活躍を見ようとこの映画を再生した。原作の記憶はそこまではっきりしていないけど序盤から小松菜奈だけを見ていた。神々しい。とはいえ物語の進みは福士蒼汰の1人称視点で、結局のところ小松菜奈の涙の意味を提示されるところでまた泣いてしまった。福士蒼汰より小松菜奈に感情移入しているので。小松菜奈が愛しすぎるので。

この愛美の役は小松菜奈でやって正解だったと思う。この役はある種余裕があって肝が座っているようば雰囲気が求められる、クールな印象もある小松菜奈は適役ではないかと。語り方としてはあまり大きく変更してしまうと原作が崩れてしまうので自由度は比較的低いのではないかと思う。(これはなかなか難しい作品だったとも思う)これは原作でもそうだった気がするけど愛美がなぜ高寿を好きになるのかという点が抜け落ちていたり中盤から退屈な語りになったり(それこそ予定通りにやっている)と映画として見事かと言われるとそれはNOになる。前者の点に関してはこれはもう愛美は好きではなく愛の行為だったんだと思う(愛美の冒頭の方は応えていない)、するとやっぱり泣けるというか逆に小松菜奈のためになんでもしたい。もう意味がわからない。

P.S. 清原伽耶もええ。どういう順番で撮ったのか気になる。
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