◆あらすじ◆
サメとタコの合体生物兵器の「シャークトパス」は見境なく人間を襲うようになり、ドミニカ共和国に上陸する。一方、元野球選手が若返りのためにラインハルト博士のところでシャチと狼のDNAを注入されたところ、身体が変化して「ホエールウルフ」に変貌してしまい、人を襲い始める。
◆感想◆
サメとタコの怪物「シャークトパス」とシャチと狼の怪物「ホエールウルフ」が戦う作品となっており、ストーリーが完全に意味のないものになっていました。
シャークトパスは最初から人間を襲っており、なぜ現れたのかなどのディティールは一切なく暴れまわります。ここまで何もないともはや潔いというしかなかったです。
一方、ホエールウルフですが、こちらはラインハルト博士という狂った人物の実験で生まれた生物となっており、シャチと狼が選ばれた理由が一切分からず、とにかく合体生物を生み出そうとする製作側の意図が見え過ぎて嫌悪感を抱きました。ホエールウルフの外見が狼というより犬に近く、常に舌を垂らしているのが妙にコミカルで人を襲う怪物にもかかわらず怖さを全く感じませんでした。
ホエールウルフはシャークトパスを見つけると襲いかかるのですが、さすがに三作目ともなるとただタコ足が相手に絡みついているだけのアクションに慣れてしまい、少し退屈を覚えました。
ホエールウルフの外見が本作のクオリティを下げていて、面白みに欠けるように感じました。基本的に冗談のようなシリーズなのでこれはこれで仕方がないのかもしれません。
鑑賞日:2025年1月3日
鑑賞方法:U-NEXT