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ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIEのshupetteのレビュー・感想・評価

3.7
大きなスクリーンで観たかったので、朝イチ8時半の回を新宿ピカデリーで観ました。貸し切り状態を想像していたけれど、思ったより観客がいて意外でした。そして朝食がわりに買ったサンドイッチのことで本編が始まる前に恋人と喧嘩しかけました。(わたしが食べたかった味のサンドイッチを恋人が食べたと勘違いし怒ったわたしでしたが、それはわたしの勘違いでした…「あなた食べもののことになると必死ですね」と言われて落ち込みました…)そんなワチャワチャした中でフワッと始まったこの映画。まだ観る人がいるかもしれないからネタバレしないけど最高でしたよ。こういう映画こそヒットしてほしい。そして多分まあまあしている。

もともと路線バス乗り継ぎの旅のファンなので、テレビでやってれば必ず観るのですが、今回の映画のマドンナ!すっかり三船美佳のファンになりました。あの子はえらいわ。

あとわたし説明が面倒くさいから職場の人に「蛭子さんが好きなんです」って言うし、恋人が「彼女が蛭子さんのファンなんですよ」って人に言っても別に否定はしませんが、厳密に言うと蛭子さんのファンというより、蛭子さんという生態に興味がある、ということなのです。根本敬(特殊漫画家で蛭子さんの生態を研究している)の影響丸出しで恥ずかしいですが、しょうがない。だって蛭子さん超おもしろいもん。

この映画の中でも「言ってはいけないこと」を平気で言う蛭子さんと知らんぷりを決め込む太川さんのやりとりは健在だしそれも見どころだったりします。でも台風が直撃したり雨漏りするバスに乗ったりかなりドラマチックな展開となっており、フワッと始まったわりにはかなりドキドキさせますよ!

今年の元旦に生の蛭子さんに会って振る舞い酒をもらったので最強のわたしですが、そこに、関係者としてではなく、お金を払ってちゃんと入場して蛭子さんを見に来ている根本敬の姿を見て、「でも、やるんだよ!」精神を見せつけられました。

路線バス乗り継ぎの旅を見ると、太川さんのファンになりますよ。良きリーダーとはこういう人のことだなって心から思います。
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