こういう、静かで美しいんだかグロいんだか分からない夢みたいな映画は劇場で観るべき。
自宅のテレビで、さらに食事という現実的過ぎる行為をしながら観る作品ではないね。
なんらかの形で進化したヒトデ女たち（ヒトデがヒト型に進化したのか、ヒトがヒトデ要素を取り入れたのかは分かんない）が、
人間の男の子を孤島に連れてきて無性生殖ができるように進化させようと実験している狂気の世界観。
意味不明過ぎる展開や不気味な映像には、幼少期に感じていたであろう、未知なものへの恐怖を感じました。追体験。
ラスト、ニコラは島を脱出して都市にたどり着くわけですけど、これは成長して幼少期を抜け出した…ということなのかな。
全体的にフワフワしていてフランスみを感じた。
言葉での説明はほとんど無くて、観る側の観察力、想像力が試されてる気分。
たまにはこういうのもいい！と思いつつ、基本は好きではないかも…。
そして、お母さん？がヴォルデモートに見えて仕方なかったです。眉毛って大事ですね。
