とある島での、奇妙なお話。
もう本当に説明の少ない映画である。現状を解説するようなシーンはごく僅か、しかもそのシーンですら何かしらをほんの少し臭わせる程度。何が起きてるのかわからないまま、ただ静かに少年と女性たちのヘンテコなやり取りが写し出されていく。終始漂うのは気味の悪さ。エグい描写、生々しい描写も少々。この類の映像を美しいと取るか苦手と取るかは本当に人それぞれ、感性によるんだろう。正直、映像という観点にしても予告編で事足りる気がしてしまった、のは俺だけなのかな。
最後まで見て、タイトルとも照らし合わせて、持ちうる想像力でもって自分なりの答えを見出す、というかなり上級者向けの映画だなと。それか誰かしらの考察に頼ってほしい、という投げやりな感想ごめんなさい的な。てかむしろ誰か説明してください的な。てなわけで予備知識や何かをあらかじめ持っておくとより楽しめるのかもしれない。疲れてるときには見ないように、高確率で寝る。
