このレビューはネタバレを含みます
静か。ほぼ環境音。ストーリーもゆるやかに進むので少し眠くなってしまう。
静かだからこそ自然や生命を感じるのだろうか…冒頭の海が胎児視点の羊水のようだった。同監督作品の「エコール」の冒頭の水も羊水のようだった。見終わったあとに監督同じだってことに気づいた。
大人(女性)に抱く疑念から当たり前を疑えというメッセージになっているのかな
観覧車を大人は知らなくて、立場が逆転しているのかと思った。子どもたちは元は都会?島ではないところに住んでて誘拐されてきたってことだよね。だから、子ども(ニコラ)は観覧車を知ってて、島にほぼずっといる女性たちは知らないんだ。
女性が深夜の海岸に集まって快楽に浸る姿を見たニコラは、初めて性行為を目撃した子どものようだった。
そして、ニコラが出産してパニックになるシーンは、初めて出産を体験する女性のメタファーのようだった。男性にも出産の辛さや体内に別の生命が存在するという不思議な感覚を知ってもらいたかったのかな?
秘密を教えてあげるって、そのあと言葉では表してなくて分かりにくかったです