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ロープ/戦場の生命線のtaraponyaのレビュー・感想・評価

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)
5.0
ちょっとこれ何すごい、という映画。いろんなメタファーが散りばめられ、理解しにくいユーゴ内戦をわかりやすく説明してくれます。

ユーゴ内戦は「戦争」ではなく「内戦」であるのが厄介で、劇中でも内戦であるが故の難しさ、陰惨さが描かれております。ただし作品全体のトーンはユーモラス。複雑なユーゴ内戦を浮気で解説しようとするくらいですから!

シニカルな展開ですが、最後は原題通り「パーフェクト・デイ」。当事者には伝わらなくとも、誰かのための努力は無駄にならないものです。
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