ポルりん

Satan in Prison(英題)のポルりんのレビュー・感想・評価

Satan in Prison(英題)(1907年製作の映画)
2.9
サタンが牢獄で絵画、テーブル、イスなど様々な物を召喚する話。
基本的にはストップモーションを使い、色々な物を召喚している様に見せているが、ジャンプカットが上手いので違和感なく鑑賞する事が出来る。
良くこんな凄いものを100年以上前に作れたと感心するばかりである。

特に感心させられたのは、終盤のイスを片付けるシーンだ。
サタンがイスを空中に投げるのだが、イスが空中を舞ってる最中にシーンが切り替わり、次のシーンではイスが煙に変化している。
こうする事であたかもイスが空中で消失した様に演出しているのだが、これを当時の映像技術で違和感なく演出するのはかなり難しいのではないだろいか・・・。
ジャンプカットを用いた部分でも、恐らくここでかなりの時間を要しただろう。

それにしても劇中に登場するサタンは私が想像していたサタンとは全く違うビジュアルをしていたなぁ〜。
悪魔っぽいビジュアルを想像していたのだが、まさか「ドラゴンボール」のミスターサタンに近いビジュアルだとは想像もしていなかった。
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