きょ

シング・ストリート 未来へのうたのきょのレビュー・感想・評価

5.0
音楽が素晴らしい。
わりと王道な感じのストーリーではあるけど、単純明快で気持ちがいい。
コナーは初めの方は頼りなさそうだったのが、だんだん自信を持って、凛々しいナイスガイの顔に変わっていくのがわかった。格好の変化もあるが、やっぱり終盤は本当にいい顔をしていた。
他のメンバーもなかなかいいキャラしている。個人的には、カウボーイの格好するベースのちっちゃい奴のかわいらしくて陽気な感じが好き。
コナーの兄貴は粗暴なように見えてすごく弟思いだし、最後のシーンは特に、胸にグッと来るものがある。
悲惨な状況の中でもなんとか光を見出して、希望に向かってひたすら突っ走る若者の力強い姿に勇気をもらえる。
改めて、バンドっていいなあ、音楽っていいなあと思う。
理屈や常識を飛び越えた幸福の可能性を感じさせてくれた。
良い映画を観終わったときの爽快感を味わえた。
いつかまた観たい
きょ

きょ