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シング・ストリート 未来へのうたのpachiのレビュー・感想・評価

4.7
最近おすすめの映画を聞かれることが増えたここ最近、聞いてくれる人のおすすめも気になるから聞き返しちゃうんですが、圧倒的に名前が上がるのがこの『シングストリート』。
大好きな映画『はじまりのうた』の監督ジョン・カーニーの新作ということもあり、日本劇場公開中からクリップしてたけども映画館には結局行けず、DVD待ちしながら中々観れてなくてずっとムズムズしてた本作がやっとレンタル開始!
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舞台は1985年、アイルランドのダブリン。父親は失業し母親も満足には働けない不況の中、次男のコナーは『家計の経費削減』で学費の安い不良学校へ転校することに。中々学校に馴染めなかったが、ふいに見かけた大人&危険な雰囲気を持つ女性、ラフィーナに一目惚れ。思わず勢いで『うちのバンドのmusic videoにモデルとして出演しないか?』と声をかけ、連絡先をgetする。
さてここからが大変、嘘にならないようにバンドを組まなきゃ!!と仲間集め、曲作り、、、、、
果たして内気な少年コナーの一目惚れの行方は??
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80'sの名曲や、それをルーツにしたオリジナル音楽もあり、まずこの映画は音楽が良い。そして衣装やメイクもよかった80'sらしさを強調する意図でか、バンドのメンバーのそれらが何パターンもあり楽しい。80's好きの僕からすると、改めて羨ましい時代だなーと感じた。
そして、話の内容でいうと、コナーの兄貴が最高すぎる。こういう兄貴になりたかったなー。絶対に追いつけない知識量、誰よりも厳しいけど誰よりも味方でいてくれる、男兄弟ってほんといいなぁと羨ましく思った。
そしてバンドメンバーのメガネ君、彼と兄貴がこのストーリーの脇をちゃんと固めてて、コナーの成長をサポートしている。てか、精神的に成長したコナーも逞しくかっこよくなるけど身長まで伸びたように見えるw
ホッコリする青春恋愛映画。
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