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シング・ストリート 未来へのうたのmaiのレビュー・感想・評価

3.8
音楽からファッションから…何から何まで好みでした。
ストーリーは、好きな女の子に近づきたくて「バンドのPVに出ない?」と口走ったことから始まります。ほんの出来心でしたが、出来合いで作ったバンドは学校や家庭に不満を抱いていた高校生たちがのめり込むものへと変化していきます。
しかし、家族がいよいよバラバラになってしまう…また、彼女・ラフィーナも夢のためにイギリスへ…コナーにも本格的な試練が訪れます。
それを乗り越える場となったギグ。
音楽で環境を変えることはできないけれど、自分は変われる。コナーはいつのまにか、兄弟やバンドメンバー、ラフィーナの希望になっていたように思います。みんなが、彼の行動に勇気をもらったり夢を見させてもらったりした…ストーリーはシンプルながら、だからこそ楽曲や演出の良さが活きている映画になっていると思います。
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