愛

シング・ストリート 未来へのうたの愛のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

自分の好きが沢山詰まってる
50sロック 80sファッション Back to the future インキャボーイ

現実に満足しない若者がその平凡な日常から不器用にも脱していく
バンドを作る要因も不純でいいし、メンバーもゲイや黒人などその時代における社会的少数派の人がいたり、曲も身なりも貫き方もダサかっこいいの極み
主人公の歌とギターの上達の速さがやや違和感だけど、曲を作るシーンなどから才能が開花したのか兄のDNAか何かと解釈

荒れまくる学校や校長の暴力、理不尽な規則に対する不満をぶつける曲を歌うシーン痛快
バラードも良い
Back to the future のアメリカプロムのシーンに憧れてMVを作ろうシーンで、自分の理想(家族や好きな人のあってほしい姿)を幻想として描きながら演奏するシーン一番好き!

有名なロックミュージックも所々かかってて良い

80年代の学生ファッションがツボ
化粧も髪型も似合う似合わないより好きだからやる!って感じがして良い

主演のウォルシュ=ピーロは元々歌手経験があり、演技は素人らしい。それでもそのビジュアルと雰囲気が背伸びして非日常に憧れる高校生にあっていて、役も自然に演じているのが凄い。
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