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不滅の女のいのレビュー・感想・評価

不滅の女(1963年製作の映画)
5.0
あっロブ=グリエめちゃくちゃ好きかも。音と動きが極度に削られた画面のなかで、主人公はひとりの謎=女を追い続ける。映画空間自体が透徹していて、張り詰めた空気が不安と永遠の問いを与える。結局女はなにものでもあり、なにものでもなかったのであり、犬の男の表象が何枚も重なり合うようにして過去、現在、未来が反復している。だからこの容易に解けるような問いにはあまり意味がなく、重要なのは問題を繰り返し続けることなのだろう。あとフランス語、めちゃくちゃ聞き取りやすい。
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