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ヨーロッパ横断特急のnekonekoのレビュー・感想・評価

ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)
3.6
「はなればなれに」を観て…また60年代の映画に!🔰アラン=ロブ・グリエ

ミステリーやサスペンスを思わせるジャケ写にちょっと騙されたかなぁ

「列車」を舞台に映画の構想を練る映画監督とプロデューサーにアシスタントの会話から始まる映画

物語の主人公は麻薬の運び屋でジャン=ルイ・トランティニャンが演じています

パリからベルギーのアントワープへの列車はガラス扉で仕切られ座席もゆったりとした豪華な車両

サスペンス仕立てだけれどニコリともしない仏頂面したトランティニャンが1人コントしているようなコミカルさもあります

旅先で彼に接する女性達は昔でいう「ブロマイド」になりそうな美人ばかり笑
とりわけ娼婦役のマリー=フランス・ピジェがお美しい

現実と虚構が入り混じって途中で置いてけぼりをくらいながら…コレってナカナカのド変態映画かもしれない?という位置づけになりました笑
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