壁に耳あり障子に目ありと疑い始めれば際限なく
選んだつもりでレールに沿って走らされていただけと知る
それでも、もう一つ上の審級では、ここはおかしい、どこそこは逆だ、と合わない辻褄
それを強引に、実は…
麻薬の運び屋になった男を巡る珍道中にその物語を構想している監督たちという多重構造なメタフィクション犯罪劇をアバンギャルドにそれでいてポップなリズムに難解ではない娯楽作に仕上げているのは良いのだけれど…
>>続きを読むジャン=ルイ・トランティニャンの映画を少しずつ鑑賞。
タイトルバックも音楽もなくいきなり駅のシーンから始まり、カメラが登場人物を追ってどんどん動く。60年代にこれはかなり画期的だったのではないだろ…
20世紀の文学界に革命を起こしたムーブメント「ヌーヴォー・ロマン」を代表する作家アラン・ロブ=グリエの映画監督第2作。
パリからアントワープへ麻薬を運ぶ男が繰り広げる波乱万丈な道中を、幾重にも重な…
「去年マリエンバートで」の脚本家アラン・ロブ=グリエが自ら監督という事で一筋縄ではいかんだろうと思ったが、二筋も三筋もわけわからん感じ。普通の映画とは一線を画したところに常にこの人はいるんだなあと首…
>>続きを読む「ヨーロピアンアバンギャルド」の名作らしいがアバンギャルドって何?前衛・革新的・先駆けと言う意味らしいが、当時としてはこれが革新的だったんだろう。
逆に今でも前衛的でストレートに入って来ない。コメデ…
(c)1966 IMEC