朝鮮戦争中に大事なものを託された南北2人の兵隊が、小競り合いをするコメディ。
確かに三谷幸喜が戦争映画を描くとこうなる、的な感じ。
緩いし抜けているしドタバタ。
最後に言いたい事を持ってくる雰囲気も似てる。
舞台でも面白いかも。
今まで見たソルギョングの中で、一番緩い。
「ザ・スパイ」よりも緩い。
ハチに刺されていかりや長さんみたいになってたけど愛らしいねぇ。
韓国の朝鮮戦争映画は、これや「高地戦」みたいに
お互い敵だけどほのぼのしているものがある。
戦争じゃないけど「JSA」なんかも。
やっぱり基本的には言葉が通じるし、同一民族の意識があるからかな。
日本でも西日本と東日本を分けられて戦争始められたら
まぁ、本気出すに出せない気がするわ。自分が西日本出身だからかもしれないけど。
そういう意味でも考えさせられる映画。
戦争って軍になると50万の兵とかひとまとまりにして換算されてしまうけど
一人一人にフォーカスすると、それぞれの大切な人生があるんだよね。
当たり前だけど。
その当たり前を無視される戦争って本当に怖い。
そういう事も思い出させてくれる映画。
ただ、金日成の額で仰ぎながらソルギョング絶対見えてるでしょ
みたいな白々しい所がそこそこあったんでちょっとコントに萎えたかな。
ソルギョングとジング好きは意外な一面を楽しめるかも。
2人のやり取りは面白かった。さすがね。
これもポスター詐欺。