死んだような人生を送ってきた男が、事実「死んだ男」に出会い、生きる活力を得ていく設定はだいぶ面白かったし、事実冒頭30分までは観ていて気持ちいい。
だが後半、「彼にはこんな能力が!」「彼はこんなこともできるのです!」と後出しでまくし立てる展開には飽き飽きした。監督たちの悪ふざけが過ぎる。あとしつこく屁ネタが繰り返されてて、こういうセンスの無さは観ていて痛々しい。
あとポールダノは柔らかい顔つきだからか非モテ冴えない男役が多いが、実は歪んだ・欠けている男役の方が映えることは『ゼアウィルビーブラッド』『プリズナーズ』で証明されてるはずなので、ぜひ今後は気持ち悪い映画に出続けてもらいたい。