ペイン

スイス・アーミー・マンのペインのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.0
“勃起で泣ける映画Part2”

『愛のむきだし』以来、勃起で泣く映画。

監督はド新人のダニエルズ。個性的でありながら知性もあり、それでいてやっぱり超絶くだらなくて。泣いていいんだか笑っていいんだか感情が掻き乱される。

観客を楽しませるための映画的仕掛けやアイデアの宝庫で、監督は本当に心底観客を楽しませることしか考えてないんだろうな~と思います。

それでいて負け犬たちに優しく手を差し伸べてくれるような映画でもあって、何かに迷って一歩踏み出せない人や他人と上手く関わっていけない人は胸が締め付けられるはず。人生について、愛についてもの凄くユニークに楽しい語り口で時に切なく語る。
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