このレビューはネタバレを含みます
パターソンの1週間。
朝起きて愛する妻と挨拶を交わし、平日は仕事へ。帰宅して机に向かって詩を書き、犬の散歩に行き、バーでビールを飲む。
毎日この流れを反復する。
他の人も書いているが、ヴィム・ヴェンダース監督のPERFECT DAYSが好きなら多分好き。
仕事行って帰るだけの毎日でも本当はちょっとずつ違っていて、『毎日が新しい日』だということに気づくことが出来る。
マーヴィンがノートを破いてしまい、落ち込むパターソンの元に現れる日本人の詩人のオチはとても良かった。
『詩の翻訳はレインコートを着てシャワーを浴びるようなものだ』
『白紙のページに広がる可能性もある』
双子の夢を見た、という話を聞いてから街中で双子を見かけるたびになんとも言えない顔をするパターソンが面白い。
ドーナツ、ピザ、シリアル、パイ、カップケーキ、出てくる食いもん全部丸いな!と思った(多分偶然)