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パターソンのakoのネタバレレビュー・内容・結末

パターソン(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

この街ってアメリカの中でも治安が良いのかな?と思いきや、夜はやっぱり……、と感じさせるシーンはありつつ、基本的には穏やかな愛に溢れた作品でした。

毎日奥さんとベッドで目覚めて、働いて、詩を書いて、犬の散歩して、ちょっとバーに寄って、飲みすぎることもなく、ちゃんと帰るパターソンは、安定していて、寂しくなくて、趣味もあって、一人の時間もあって、スマホも持たず、幸せそのもの。
健全な愛や生活が、ちゃんと美しく撮られている映画っていいなあと思いました。

平和な日々にも小さな変化があって、パターソンの綴る詩は、SNSのように誰かと共有したい感覚ではなく、自分の充実のために遺していたものだと思うのだけれど、幸福度って、実際の生活よりその人次第なのかもしれないとも考えた作品でした。
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