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ジェイソン・ボーンのHULのレビュー・感想・評価

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)
2.0
前作から9年ぶりのボーンは、蛇足でとってつけた感満載。
初老に差し掛かろうかというボーンが今になって父親の仇と言ったり、最初から全部仕向けられていたとか人のせいにしすぎという感じがぬぐえない。
アクションの見せ方もガチャガチャしており、非常に見づらくてごまかしているようにしかみえない。
まずCIAの機密データを盗むニッキーにそんな強い正義感があったか?と首をかしげ、ボーンを巻き込んだあげくいやがらせのように死んでしまう。
なぜか「このまま生きていても先がない」と言われ、一応調べてみると父親がからんでいたから参戦という流れが強引。
どこにでもある手近なものを使って素早い機転で危機を乗り越えていくアイディアも少なくなって、派手なだけのシーンが増えた。
ライバルの殺し屋ヴァンサンカッセルもただの汚いおっさんにしか見えずでさほど盛り上がらない。
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