似太郎

七月のランデヴーの似太郎のレビュー・感想・評価

七月のランデヴー(1949年製作の映画)
4.2
【BIG YOUTH】

ジャック・ベッケル監督作品。ウ〜ン、青春がいっぱい…👨‍❤️‍💋‍👨というリア充臭をプンプン漂わせる群像劇。フェリーニの『青春群像』をさらにエモく甘酸っぱくしたような作風にはビックリした。私はどうも本作の自我の肥大化したエゴイストみたいな主人公を好きになれない。

✈️個人的にはベッケルの前作『幸福の設計』が幸薄い夫婦の宝くじコメディの傑作だったので期待を膨らまして観たのだが、意外とアッサリしたオチで「え?こんなとこで終わり?」みたいな味気ない雰囲気になってしまった。

映画としての爽快感はあるが、何かが決定的に不足している。🤔
如何にもフランスらしい青臭くてエネルギッシュな戦後の若者たちの野生味溢れる生態を生き生きと活写した元祖『冒険者たち』として楽しめた。😉
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