【ロートル暴力団4人のホンモノ感】
若いストリートギャングに兄弟を殺された男と昔の仲間による復讐劇は、ストーリーとしてはいたってシンプル。
だかリベンジが始まるまでの導入が非常に丁寧で良い。
長い時間を割いて兄と弟の現在の暮らしや人柄を説明し、若いギャングの非情さ軽薄さを浮き彫りにすることでそのあとに始まる復讐のスキッと感が倍増する。
また、一気に皆殺しではなく一人二人とジワジワ追い詰めて行く感じも非常に良い。
ただし、最後の最後だけがそれまでの丁寧さに反して意外にあっさりと終わってしまうのが残念。
エンディングが続編を匂わせるものだったので、是非、次回作への期待も込めて3.0を。