Melko

皆殺しの流儀のMelkoのレビュー・感想・評価

皆殺しの流儀(2014年製作の映画)
3.1
今まで見た中で一番動きがスローかつ物腰柔らか穏やかなオジイ様たちの、ゆったり鉄拳制裁リベンジ物語。

イキッたクソダサい喋り方で腹の底からムカつくチンピラボーイズを、もっと徹底的に痛めつけて欲しかったなあ。殺人やレイプをしておいて、額にタバコの根性焼きや顔面のタコ殴り、足の骨に穴開けるぐらいじゃ足りないなあ。

90分だから見やすかったけど、
オジイ様たちとチンピラ、それぞれまあまあ尺割いて見せ場あるくせに、なんだか迫力がなく、それぞれの怖さに説得力がない。
チンピラに負けず、オジイ様たちにはもっとハチャメチャに暴れて欲しかったし、なんなら最初に殺された兄と、失意の弟との昔の絆とか描いて欲しかったなー、なんて思いつつ、映画でなくて、ドラマだなこれという仕上がりだった。
あと、喋ってる人物を交互に見せるテクニックとして回しながらくるくる撮ってくれるのは良いんだけど、、酔うし、要らないと思う…

主人公なオジイ様リッチーが激渋だったのが唯一良かったかな。ダンディズムが炸裂。
わたしも守られてみたい。。。
聞き込みに職場に来てくれるのも大歓迎です。。

「ここから出たらお前らみんな殺してやる!」なんてイキがってる奴は、「死ぬのなんか怖くない」と思ってホントに死ぬ気で向かってきてる人には、絶対敵いません。
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