2016.5.24 新宿 シネマカリテにて
ひそひそ星
園子温トークショー
園子温という生きもの
の順に鑑賞。
ドキュメンタリー映画というものはあまり見ないので、そういう意味での映画の出来はよくわかりません。
ただとにかく、園子温という男、面白い。高円寺での個展にも行ったけど、あちらの方がややディープ。例えば、冷たい熱帯魚を見て園子温って変な監督がいるらしい!!って興味持った人に見せたら、より深い魅力に引きずり込めるような、そんなエンタメ的で見やすいドキュメントな気がします。
そして相変わらず、園子温という男(もとい生きもの)を細かく見ていくほど、「俺だってなんか楽しいことがしたいんだよちくしょう!」って気分にさせられる。
かの有名な東京ガガガ時代の詩。
『1日がつるつるしてしょうがない。街の何処かが尖ってさえいりゃあ、そこに服の裾でも引っ掛けてわめきてえ。すべるだけの日曜日、どこへいこうか』
16歲とかでこんなんに出会ってたら死ぬほど影響されてただろな、とよく思います。成人してからハマってよかった。
ちなみに、本ドキュメントは同時期公開の新作『ひそひそ星』の撮影時期に密着しているので、ひそひそ星を鑑賞後にこちらを見ると、どちらの映画も何倍も楽しめると思います。
出来るなら2本連続くらいの勢いで。