ちぃ

バースデーカードのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

バースデーカード(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「真っ直ぐな向日葵」

私が子供の頃、よく父に言われた言葉があります。
朝顔にはなるなよ!向日葵になるんだ!
初めは何故?と思いましたが・・・。
朝顔は棒にツルを巻いて育ち、向日葵は何もなくても育つ・・・誰かに頼って生きるのではなく自分の力で生きなさいと言うことでした。


紀子は臆病だが優しい心を持った少女。
そして母(宮崎あおい)も芯の通った優しさに溢れていた。
そんな母が病気になり😔
紀子が10歳の時に・・・母は「これからのんちゃんが大人になるまで誕生日には必ず手紙を書くね」と約束する。


毎年届く手紙を楽しみにする紀子の気持ちが手に取るように伝わってきました♡♡
11歳の時・・・手紙と一緒に届いたなぞなぞの答えの種。弟のマサオと「大きく元気に育ちますように」と種を蒔く姿が良かった〜♡♡

そんな紀子も思春期を迎え・・・母からの手紙に反抗したり、父とケンカをしたり、
誰でも通る道を彼女も通ってくれた事が反対に嬉しかった♡

20歳を迎え・・・最後の手紙のはずだったが思ってもみなかった事が。

母が、娘を想う気持ち・ずっと一緒に人生を歩んで来たんだなと思ったら涙が溢れてきました😭


11歳の時に種を蒔いた向日葵の花が🌻大きく真っ直ぐに成長して・・・紀子も向日葵のように大人になったのを見て、私は父に言われた通りに向日葵の花のように生きられているかなと考えさせられました。

人に頼る事は悪くないかなぁと思う事もあるのですが・・・父の言った意味は違うものだったのかもしれません。
今更聞けない😅


紀子も弟のマサオも成長するのに、父(ユースケ・サンタマリア)だけは歳をとらなくて若い(笑)
そして母(宮崎あおい)が可愛い😆

家族っていいな♡♡って思えた作品。

エンディングで流れる向日葵の曲が余韻に浸らせてくれました❁❀✿✾
ちぃ

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