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ジュリエッタのAのレビュー・感想・評価

ジュリエッタ(2016年製作の映画)
3.7
今作もアルモドバル監督の色彩感覚が綺麗だった〜アルモドバルにしては狂気やドロドロが少なく物足りない印象はあるかも。一貫して母親目線で映画が進むため、娘に感情移入することが難しいし、娘の失踪の理由も観た人に委ねるやつ。もやっとするかもしれないけど、ジュリエッタというひとりの女性の、精算できていない過去と向き合うという意味ではとても面白かった。母親だって脆いし、母親だって女で、物語の主人公なんだって思える、何かで括って語ってもしゃあなくて、そんな日本人の感覚だと少しびっくりしちゃう女性への讃歌が見事。好き。海の見える家でいっぱいセックスしてたシーンが好き
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