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イエスタデイのgyaro311のレビュー・感想・評価

イエスタデイ(2014年製作の映画)
4.0
1967年、オスロ。ビートルズに憧れる少年たちの青春音楽ムービー、、というキャッチコピーに、最初は自分とは縁がない映画かな、と思っていました。“青春音楽ムービー”って言う所が、遂に40代に突入した自分には気恥ずかしい感じがして。
でもちょうど時間が空いたので見に行くことに。すると、なんでしょう、この読後感!爽快で、元気になってしまいました。
自分はドキュメンタリーが好きなのですが、この映画にふんだんに使われるビートルズの曲が、当時の時代設定の再現とマッチして、映画に独特の格調を与えています。
主役の少年四人もオーディションで選ばれた役者素人。彼らの等身大の熱演が「若い時には若い時なりに、むしろ真剣に悩み、葛藤していた」ことを思い出させてくれます。
社会のこと、自分のことが少しずつ分かっていく中で、それでも、自分にとって大切なものを、そっと抱きしめながら、前に進んでいく。映画を見ながら、そんな思いを抱く時に、タイミングよく流れるビートルズの曲が、自分の思いをすくい上げて、少しだけ甘くしてくれるのです。
しかし、ビートルズの曲って、今もなお、懐かしくて、新しい!凄いことだと、素直に思います。爽やかで、青春時代のリアルな感情を思い出させてくれる「イエスタデイ」。おすすめです!
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