このレビューはネタバレを含みます
俳優さん達が素晴らしいのは言うまでもないんだけれど、映像と音楽も良い～！ 音楽良かったなぁ、静かめなのに不安や不気味さ・緊迫感を煽ってくる曲がたくさん。
SFありホラーありグロあり、でも美しい映像ももりだくさん。
個人的には「クトゥルフ神話的な怖さを映像にするとこんな感じ」みたいなシーンがいっぱいでてきたの、ものすごく楽しかった（CoC界隈のひとに超すすめよう）。
特にヒエエエエってなったのは、メモリーカードの中身と、熊と、ともすれば笑いすら誘う最後のタイマン勝負（しかし顔が浮き出る瞬間の不気味さときたら）。
こんな不気味な見せ方・怖がらせ方があるんだなぁって、感心してしまった。映画館で見たかったなぁ。
博士の最期（？）には「わあ……きれいな吐瀉物……」とか呟いてしまって、一緒に見てた人を吹かせてしまった。申し訳ないことをした。あのへんからの音楽、気持ち悪くてよかったなあ……。
単純に「OPから登場しているんだから帰れるんだろう」と思い込んでいたら……えっ家に帰ってきたの誰だったの怖い！！！ やだー！！！！ えっじゃあ主人公は！？？？ がんばって！！！！ どっち……どっち……？
帰ってきた方のケインがお水飲んでからああなったから、「お水飲んでるし大丈夫だったんだよね…？」と思いきや、あーやっぱりだめだー！！！
でもレナはケインみたいにふわふわしてなくて、ちゃんとハキハキ喋ってて人間ぽいんだよなー。オリジナルだし話していた内容は事実だけど、もはや混ざり合って人間じゃなくなっていただけかしら。そういえばケインもだけど、体内のシマーは残ってるんだね…？ この後人類はどうなってしまうんだ。
そういえば、レナの左腕に8の字のウロボロスのタトゥーがあったのは、無限に増殖を繰り返すがん細胞やシマー細胞を表してるのか、はたまた最終的にはおそらく人でなくなってしまったであろうレナ自身をあらわしているのか…？？？
最初の4日間の記憶がないのも怖いなあ。もうあの時点ですでに全員コピーだったのではとか思ってしまう。
きれいだったな。得体のしれない恐ろしさはずっと感じるけれど、悪意ある侵略者、とかではなく、ただ「そういうもの」なだけなのだろうなあ。
