せんぷうき

バッド・バディ! 私とカレの暗殺デートのせんぷうきのレビュー・感想・評価

3.6
アナ・ケンドリックと言えば、これまでどちらかと言えば真面目な感じの可愛らしい女の子的なイメージを勝手に持っていたのだが、本作では超ブッとんだ変り者を演じており、ヒットマンと付き合うことになって、しまいには自分自身も....いや、めちゃくちゃでしょ、キャラが。話の内容も。でも、そんな嫌な感じがしない、そこそこスマートに作られた作品に仕上がっていて好感が持てる。

お相手のヒットマンを務めるサム・ロックウェルは、正直アイアンマン2で出てきた以外に記憶が薄いが、ちょっととぼけた感じと、ダンサブルな身のこなしも手伝って、これまたちょっと魅力的に見えてしまうから不思議。

内容はあってないような感じなのだが、話のテンポが良く、アクションシーンも見応えあり、猫耳をつけたアナにも萌える。唯一、気に入らないのがB級映画のような邦題。今も覚えられないくらいインパクトもなければ意味もないし、内容も伝わらない。原題の「Mr. Right(理想の人)」で良かったのではないか。
せんぷうき

せんぷうき