ノラネコの呑んで観るシネマ

ジオストームのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

ジオストーム(2017年製作の映画)
3.1
酷えなこりゃ。壮大にアホらしい(褒め言葉)w
全地球の気象をコントロールする衛星システムがハックされ、ディザスターレベルの異常気象が各地に。
地球全体が嵐に覆われる、ジオストームの危機が迫る。
世界を救うのは、全然科学者に見えないジェラルド・バトラーと国際チーム。
エメリッヒ作品の脚本家、ディーン・デヴリンが監督・脚本だから、全編突っ込みどころのみの展開に苦笑しつつ、派手なビジュアルを楽しむというノリは同じ。
しかし破壊される場所が多いのと、地球と宇宙に別れた話なので、見せ場一つひとつはお金がかかっておらず小粒な印象。
科学考証が60年代並みにアバウトなのはご愛嬌としても、地球も宇宙も破壊しまくった結果、軌道上がデブリだらけになって人類は二度と宇宙へ行けないに一票w
基本自分で作った災厄の尻拭いを自分でする話だから、爽快感もそこそこ。
シークレットサービスのお姉さんが素敵だった。
やたら国際色を強調して、「メキシコに感謝を」はトランプへの当てつけ?
「気象コントロールの研究は米中主導」というセリフがあるのに、最近のハリウッド映画にしては珍しく中国人が出てこないのはなんでだろう。