まど

ザ・コンサルタントのまどのレビュー・感想・評価

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)
3.0
<感想>
高機能自閉症を持つ凄腕の会計士・殺し屋の無双物語。無口・こだわりが強い・ミニマリスト・淡々と粛清する姿・不器用な優しさはまさに現代版レオン。

・起伏の少ないストーリー展開
・あっさり目のアクション
・濃厚な伏線回収
・障害(主に自閉症)に対する認識の是正

 主人公が無駄な演出なく淡々と敵を粛清していくため(むしろリアル?)、アクションはややあっさり目。
 ただその分ストーリーが作り込まれていて伏線回収はまるでパズル完成させたかのような感覚を味わえた。
 作品を通して、障害者への排他的な認識を是正するようなメッセージを感じた。彼らは決して劣っている存在ではなく、他と異なる才能を有する存在であることが強調されていた。


<印象的な台詞>
■異質さを人は恐れる
Sooner or later, different scares people.

■もし我々が診断に使うテストが間違っていたら?息子さんは劣っていない。人と違うだけです。
What if we’re wrong? What if we’re been using the wrong tests to quantify intelligence in children with autism? Your son’s not less than. He’s different.

■お子さんには高い能力があるのに、それを伝える術を知らないだけかも。もしかしたら、我々が聞く力を持たないだけかも。
Maybe your son’s capable of much more than we know. And maybe, just maybe,he doesn’t understand how to tell. Or we haven’t yet learned how to listen.
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