バットマンとは何かってのをここまで斬り込んじゃって大丈夫なの！？って位の超名作。
メタ視点まで取り込んで実写でやったら微妙な空気感になりそうな話を、コメディ要素をLEGOの様に抜かりなく敷き詰めて語り切ってる。
バットマンの孤独とヴィランとの同一性を見事笑いと感動で積み上げたもんだ。
街の人気者だけど私生活は孤独そのもの。このレゴバッツ、家の中でもマスクを取らない。これが、ますますブルースウェインとして生きていたくないのかなと思わせてもう涙が止まらないったら。
悪が居なくなった世界でヒーローはどうなるのか？バットマンで居続ける為にジョーカーに執着し続ける姿は、今まであまりバットマン映画で描かれなかった「バットマンが悪を呼び寄せている」というバットマンを語るには避けられないテーマじゃあないですか。
それでいてキレッキレのギャグや小ネタを挟みまくってニヤケも止まらない。
バットマン史を自虐し、ジャスティスリーグの面々からもハブられ、グリーンランタンも僕も呼ばれしない事あるよ〜なんてネタまで笑
名作映画悪役の夢の共演も、映画ファンである程まぁうれしい楽しい事。
何気にめまぐるしく大暴れするアクションシーンも本家に全く引けを取らず夢中で没入した。
周りの知合いに今作がどんなに良かったかと伝えても、そんなの上映してるの知らなかった！とか、えーレゴでしょ〜。ってな反応。
子供も大人も全年齢楽しめるこの作品を心から多くの人に見てもらいたいですね。
合言葉は勿論、くたばれアイアンマン！
