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リトル・マーメイドのSのネタバレレビュー・内容・結末

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

ディズニー好きでアニメ版好きでした、でもNot for meでした。
画像は綺麗で歌もよい。演技もよい。でも無理だった。ファンの方は絶対読まないでください。この作品楽しめたならそのまま生きてた方がいいです。
覚悟はいいでしょうか↓


当初話題になってたキャスティングの問題は全く気にならなかった。歌うまいし。
でも正直ディズニーには失望した。Not for me だった理由を分析したので以下列挙。

①世界観
植民地時代のカリブ海設定って必要だった?(マナティーいるしガリオン船いるしマラリアだしストリキニーネだし)
それで、ヒーローが支配層のコーカソイド、ヒロインが被支配層のアフロアフリカンてやばくない?それで支配層とくっついてハッピー??
これ人魚でファンタジーなら全く問題なかったけど、これを植民地時代の話って自ら語っちゃってこのキャスティングはまずいでしょ。カリブ海と奴隷(しかもカリブ海の土着の人ではなくアフリカから連れて来られた)の話と人種の話は切っても切り離せないのに、ダイバーシティーみたいな感じでとりあえず色んな人種出しとこうみたいな空気感じた。無理。歴史改変じゃん。
もうパイレーツ・オブ・カリビアン4じゃんと思ってたら監督同じ人なんかい!
あと、この文脈で環境破壊(ガリオン船座礁による海洋への影響とか)までテーマぶっ込んでくるの、これが適切な作品だったのか!?リトルマーメイドでやる必要あったか!?制作陣は一度考え直すべきだったんでは。
あとあの地域で夜に船に乗ってキスザガールは野生動物とかの危険性的に無理でしょ。そういうこと考えてくれ本当に。

②キャラの魅力減
で、この世界観のせいでキャラも色々変わってて魅力がない。アリエルが考えなしっぽいし、お父さんとアースラの確執とかいらん。アゲイン、その設定必要?新しいものにしなきゃ、今の価値観に合わせなきゃ、って無理しすぎ。そのまま実写にすればよかったのに。人種的多様性とかそういう問題啓発系作りたいなら全く新しい作品つくればいいじゃん。
セバスチャン、アニメだと板挟みだけど小言言うけどアリエル可愛がってて身を粉にする感じなのに、今回ただの嫌味なカニでショック。お父さんが厳しいというよりアリエルのこと考えてくれるいい人みたいなのも余計に…。

いっそこんな改変するならクルエラとかマレフィセントみたいにアースラメインにした方がよかったんではレベル。


次回作Wishは期待していいのか…??最近のディズニーにはかなり失望してるので、今後は観る作品厳選していきたいと思う。
リメンバーミーとか美女と野獣みたいな作品、今後現れるのかしら。
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