埼玉愛犬家連続殺人事件をベースに作られたゴア描写際立つサイコホラー。
冷え切った家庭の中で己を押し殺す気弱な社本が恐ろしい顔を持つ村田に洗脳、侵食されていく。村田夫妻の洗脳・仕事はエグく当たり前のように人をバラしていく姿はグロの耐性があってもその上を行くグロさ。
日付と時間を細かく作品内で映していたが途中から、こんな短期間でそんなにやったの？とビックリする。
ついに気持ちが爆発した社本の豹変が見どころな後半は村田以上にバイオレンス、ただオチが見えてるだけに少し長く感じた。最後のシーンも蛇足というか、もう少しコンパクトなら。てか村田夫妻の遺体見に行った警察2人、いつまで見に行ってんねんて笑。その間に2人死んじまったぞ笑。
この作品、矢張りでんでん氏の怪演無しには語れない。変な話ホンモノに見えた。バラしのシーンもそうだが緩急付けた捲し立てな洗脳とも言える長ゼリフシーンは凄かった。
陰湿で強烈な映画。
