このレビューはネタバレを含みます
暴力による洗脳の伝播とその業の果て。
想像してたよりも腑に落ちる見応えだった。
村田みたいな話しぶりの人自体は実際にけっこういて、そういう人たちがポジティブな面では人懐っこい、人を動かすのが上手い印象もあるのでバランスを崩して傾くとこうなるのか、という怖さはリアリティがあった。
終盤の死体遺棄現場での村田と社本の疑似親子のやりとりは生き物の群れの君主が交代する瞬間を見たような謎の達成感や感動があった。
("顔つき"って眼鏡がなくなる+演技でこんなに変えられるのかという点も)
女はひたすら強者の従者で喰い物。娘はこの映画の後どうなっていくのかな。
死体捌きながら生首でおどかすところと首刺されてるのに「社本くん、ちょっと痛い!」ってところは悪ふざけすぎて笑ってしまった。