やたら胸糞映画と持ち上げられる作品。
邦画らしさが出てる。邦画独特の陰湿な雰囲気が滲み出ている。序盤の上手くいってない家庭の食卓シーンなんかは、有名コピペを思い出させる。
シリアスな殺人事件かなんかと思ってたが思ってた以上にエログロが激しいだけでそんなに面白くはなかった。
でんでんが死んでからの展開が蛇足。主人公が吹っ切れたのか、正気に戻ったのかが曖昧な印象を受けた。
でんでんが主人公を父に見立てて、怯えてるシーンが良かった。全体的にでんでんの演技がすごい。渡辺哲も。
最後の娘の嘲り笑いも鼻につく。娘も親と同様、狂っていたんですかね。
パッケージの男の写真、ヤクザかなんかかと思ったがどうやら主人公なんですかね。
ボディを透明にするって言葉が独特。
コミュ障って2パターンあると思っていて、受け答えが下手な人、自分の話を押し付ける人になると思うんだけど、でんでんは後者だよね。受け身の主人公も悪いけど、相手の心境を察さないで話す人あるあるだよね。
実際にあった事件をベースにされてるとか、てっきり北九州のやつかと思ってたのですが、埼玉愛犬家連続殺人事件、あまり印象にないんですよね…。死体の始末方法も実際にやってた手法そっくりだとか。
でんでんの説教、人生はつらくて汚くて残酷なものといって、地球の見え方を話してましたが最後の地球は視聴者に君はどう見えるか問いかけてるんですかね。